自然と一緒。

今年の瀬戸内国際芸術祭は、直島と豊島へ。




その島それぞれの
リアルな生活と、自然と、アートとが一緒になった景色は、
すぅ〜と自然に目に映ったり、でも、一歩中に入ると、
非日常的な空間があったり。
とても、頭と心に栄養と元気をいただいた“ちぃさな島めぐり"でした。



思わず息子が飛び込みたくなる気持ちにも、うなずけます。

にっぽんのお弁当!

徳島をメインに国内で育った食材を中心にしたおかず。
ほかほかご飯も徳島県コシヒカリ
そんなお弁当づくり、食づくりを大切にしている
株式会社さわ様の『想い綴り』ができました。


【CL:株式会社さわ様/会社案内デザイン】


テーマは、『にっぽんのお弁当』


徳島食材が詰め込まれ、真ん中にポンとあるのは
日本のお弁当の象徴でもある“アレ”。

蓋をあけ中身を覗くように、1ページ1ページに書かれた
“想い”を読んでいってもらえるように。


毎日の業務に追われる中で、ぼんやりとなっていたことを
明確にし、見える形にし、モチベーションを上げてもらう。

商品そのものにデザインを加えて、売れるものにしていくことも大事。
売れることで、その作り手さんのモチベーションも上がる。
でも、その商品を作る母体となる場所の意識を上げるために、
商品そのものではない部分にも“デザイン"を加えていくことの
大切さを強く感じた『想い綴り』づくりでした。

徳島デザインフォーラム

地方の未来とデザインをテーマにした
『徳島デザインフォーラム』に参加。
淡路アートセンターのやまぐちくにこさんや
藤澤晶子さん、事業プロデュース会社ブンボの
江副直樹さんの講演やデザイナーとのセッションなど、
とても深くいいお話を聞くことができました。


淡路にあるものないもの、徳島にあるものないもの。

徳島と同じような問題を抱えながら、試行錯誤しながらも
ひとつひとつ前に向かって頑張っていかれてる姿に、
同じ地方にいる人間として、元気をもらえたり、反省したり。
すごくいろんな事を考えた一日でした。

ありがとうございました!


事業主×デザイナー

四国デザインサミットin香川に参加しました。
地域の事業者と地域のデザイナーとに焦点をあてたもので、
元日経デザイン編集長の下川一哉さんの講演
地域資源を生かしたヒット商品づくりのためのデザイン活用法」や、
事業主さんとデザイナーが同じ舞台に立ち、その取り組みを発表したり
しました。


私も事業主さんと一緒にパネラーとして参加。150人を前に、
緊張いっぱいだったので、上手に話ができたんだろうか?と、
これまた不安いっぱいになってしまいますが、他の参加者の方の話に、
感心したり、考えさせられたり、とてもいい経験ができました。


こういう事業主×デザイナーという舞台の開催は、
少ないみたいですが、ふたつの視点からデザインというものを考えれる、
地方にとっては、とても有効な時間だったなーと感じました。

目的。

先日、ご招待いただいた徳島科学技術高校の
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の研究発表会。


生徒たちの発表後の総評では、「的確な実験から、正確なデータを得るには、
最初の研究目的を見失わないことが、とても大切」というお言葉がありました。


私がお手伝いさせていただいているのは、
デザインコースの「商品のビジュアル展開」で、
一見、科学的なこととは離れているようだけれど、
このお言葉を聞いて、すごく似通っている点があるなと感じました。

商品づくりも、最初の目的を見失わないように。
適切な調査や、考えから正確なビジュアルを形作っていく。
改めて、過程の重要さを再確認しました。


そして、デザインコース27年度最後の講義では、
3年生から2年生にバトンが渡され、また、
新たな視点も加わりながら、28年度もビジュアル展開は、
進んでいきます。


最初の目的を見失わないよう、
しっかりと伝えていければいいなと思います。

ゆず雪

有機JAS認定のゆず種子エキスを使用したオーガニックコスメ
「ゆず雪」が誕生しました。
日本漢方医薬研究所様のオリジナルコスメです。



【CL:日本漢方医薬研究所様/パッケージデザイン】


漢方老舗メーカーとして築き上げてこられた
「人と植物の繋がり」に対する知識・技術・想いの質の高さ。
化学肥料や農薬に頼らず、ゆず本来の色、形、香りに包まれた実りから
生まれる純粋さと優しさ。


パッケージデザインは、
そのふたつを重ねた、ゆず雪オリジナルのシンボルで展開しました。

エキスが生まれるゆず種子。そしてゆず種子は、ゆず玉から。
ゆず玉は花や葉、幹から。
すべてが繋がり、「ゆず雪」は誕生します。

JAGDA中四国大会

JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)の中四国大会に参加。
テーマは「地域のデザイナーによる、地域のためのデザイン」。


いろんなブランド作りに関わるからこそ重要な、
デザイナー自身が自分をブランディングする
「自己ブランディング」についてや、
気軽に「デザイン」を提案し、手軽に「選べる」
ことのできる媒体が増え、「デザイン」の「価値」が、
人によって天と地ほどの差がある今、
自分たちが関わっていかなければいけない、人や物、
そして、その関わり方。


日々の仕事に追われ、頭では分かっていても、
いつの間にか、靄がかかっていた部分が、
パッと晴れたような、そんな時間をいただきました。


開催場所は、古代ギリシャ様式の意匠が散りばめられ、
大正時代に建てられたルネスホール(旧日本銀行岡山支店)。
素敵な建物の中で、貴重な時間を過ごすことができ、
元気をチャージできました。

そして、お土産は、やっぱりきびだんご!子どもたちにも元気のおすそわけです。