にっぽんのお弁当!
徳島をメインに国内で育った食材を中心にしたおかず。
ほかほかご飯も徳島県産コシヒカリ。
そんなお弁当づくり、食づくりを大切にしている
株式会社さわ様の『想い綴り』ができました。
テーマは、『にっぽんのお弁当』
徳島食材が詰め込まれ、真ん中にポンとあるのは
日本のお弁当の象徴でもある“アレ”。
蓋をあけ中身を覗くように、1ページ1ページに書かれた
“想い”を読んでいってもらえるように。
毎日の業務に追われる中で、ぼんやりとなっていたことを
明確にし、見える形にし、モチベーションを上げてもらう。
商品そのものにデザインを加えて、売れるものにしていくことも大事。
売れることで、その作り手さんのモチベーションも上がる。
でも、その商品を作る母体となる場所の意識を上げるために、
商品そのものではない部分にも“デザイン"を加えていくことの
大切さを強く感じた『想い綴り』づくりでした。
事業主×デザイナー
四国デザインサミットin香川に参加しました。
地域の事業者と地域のデザイナーとに焦点をあてたもので、
元日経デザイン編集長の下川一哉さんの講演
「地域資源を生かしたヒット商品づくりのためのデザイン活用法」や、
事業主さんとデザイナーが同じ舞台に立ち、その取り組みを発表したり
しました。
私も事業主さんと一緒にパネラーとして参加。150人を前に、
緊張いっぱいだったので、上手に話ができたんだろうか?と、
これまた不安いっぱいになってしまいますが、他の参加者の方の話に、
感心したり、考えさせられたり、とてもいい経験ができました。
こういう事業主×デザイナーという舞台の開催は、
少ないみたいですが、ふたつの視点からデザインというものを考えれる、
地方にとっては、とても有効な時間だったなーと感じました。
目的。
先日、ご招待いただいた徳島科学技術高校の
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の研究発表会。
生徒たちの発表後の総評では、「的確な実験から、正確なデータを得るには、
最初の研究目的を見失わないことが、とても大切」というお言葉がありました。
私がお手伝いさせていただいているのは、
デザインコースの「商品のビジュアル展開」で、
一見、科学的なこととは離れているようだけれど、
このお言葉を聞いて、すごく似通っている点があるなと感じました。
商品づくりも、最初の目的を見失わないように。
適切な調査や、考えから正確なビジュアルを形作っていく。
改めて、過程の重要さを再確認しました。
そして、デザインコース27年度最後の講義では、
3年生から2年生にバトンが渡され、また、
新たな視点も加わりながら、28年度もビジュアル展開は、
進んでいきます。
最初の目的を見失わないよう、
しっかりと伝えていければいいなと思います。
JAGDA中四国大会
JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)の中四国大会に参加。
テーマは「地域のデザイナーによる、地域のためのデザイン」。
いろんなブランド作りに関わるからこそ重要な、
デザイナー自身が自分をブランディングする
「自己ブランディング」についてや、
気軽に「デザイン」を提案し、手軽に「選べる」
ことのできる媒体が増え、「デザイン」の「価値」が、
人によって天と地ほどの差がある今、
自分たちが関わっていかなければいけない、人や物、
そして、その関わり方。
日々の仕事に追われ、頭では分かっていても、
いつの間にか、靄がかかっていた部分が、
パッと晴れたような、そんな時間をいただきました。
開催場所は、古代ギリシャ様式の意匠が散りばめられ、
大正時代に建てられたルネスホール(旧日本銀行岡山支店)。
素敵な建物の中で、貴重な時間を過ごすことができ、
元気をチャージできました。
そして、お土産は、やっぱりきびだんご!子どもたちにも元気のおすそわけです。